挑戦

Howden 社は、製品に関する専門知識を社内チームに伝達するための優れたソリューションが必要であることを悟りました。Vuforia Studio に固有の機能は、複雑でミッションクリティカルな装置に関する理解を深めるための拡張現実 (AR) ツールとして完璧です。

ソリューション

AR を利用したトレーニングと製品デモにより、製造業の専門知識を効率的に伝達

世界を舞台にするビジネスが熟練スタッフに頼らない日は 1 日もありません。地球のこちら側で設計、製造された製品がその反対側で流通するということは、製品、営業、カスタマーサービスの各チームが、サポートを提供するために世界中を飛び回る熟練スタッフを頼りにしていることを意味します。従業員の専門知識を効率的に伝達するために、製造業ではトレーニングと技能伝承をリモートで効果的に実施する手法が必要とされています。

拡張現実 (AR) は、知識、指示、トレーニングの作成と提供の手法を改善します。この強力なテクノロジーは、3D のデジタルコンテンツを現実の環境に重ね合わせ、安全かつ正確に職務を遂行するために必要な重要情報を提供して現場の作業員を支援します。製造業では没入型の 3D 拡張現実 (AR) を介して専門知識を効率的に伝達し、成功のために必要な知識を従業員に提供できます。

Howden 社はトレーニングと技能伝承を改善する機会を特定

スコットランドのグラスゴーに拠点を置き、160 年に及ぶ業界知識に支えられた Howden 社は、発電、石油およびガス、廃水、金属、採鉱、運輸などの複数の分野の顧客に工業製品を提供するグローバルエンジニアリング企業です。同社は質の高い空気およびガス処理ソリューションに焦点を当てており、その幅広い回転装置は、非常に困難なアプリケーションエンジニアリングの課題の解決に役立っています。

Howden 社の設計担当者と製品担当者は、世界中の同僚と顧客をサポートしているため、非常に頼りにされています。営業チームのトレーニングや製造およびフィールドサービスチームのサポートのために出張せざるを得ないことも多く、時間やコストがかかるだけでなく、効率や拡張性にも影響を及ぼしていました。

たとえば、Howden 社はターボ送風機(圧力を利用してガスや空気を動かす機械)の設計と製造をヨーロッパで行っていますが、そのサービスと販売はその他の多くの国々でも行われています。サービス、製造、営業の各チームがこの複雑な装置の部品について十分に理解できるように、効果的なトレーニング手法が必要です。必要なレベルの詳細情報を提供するには物理的な装置が必要であることが多いため、これは困難になりがちです。ある装置がすでに製造環境にある場合、トレーニング中はその装置をラインから外す必要があるため、結果的にコストのかかるダウンタイムが発生します。

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Howden 社は PTC と連携して拡張現実 (AR) を利用したトレーニングと営業の取り組みを開始

Howden 社は、製品に関する専門知識を社内チームに伝達するための優れたソリューションが必要であることを悟りました。そこで、没入型の 3D 仮想製品デモを使用して、離れた場所から視認性の高い拡張現実 (AR) エクスペリエンスを提供することにしました。

元々 PTC とパートナーシップを結んでいた Howden 社は、Vuforia Studio に固有の機能が、複雑でミッションクリティカルな装置に関する理解を深めるための拡張現実 (AR) ツールとして完璧であると判断しました。Vuforia Studio は、既存の 3D CAD モデルを利用して製品デモとトレーニングエクスペリエンスを促進する、効率的な拡張現実 (AR) オーサリングおよびパブリッシングソリューションです。また、ThingWorx からアニメーション化された手順と IoT データを取り込み、追加の情報と明瞭性をもたらすこともできます。

Howden 社は、ビジネス全体に展開可能な標準化された AR によるトレーニングプロセスのためのパイロットプログラムを計画し、まずはヨーロッパのターボ送風機製品部門から開始しました。Vuforia Studio で構築されたこの視認性の高い没入型の学習エクスペリエンスを介して、Howden 社の製品部門が地域の営業チームやその他の社内チームに対して複雑な製品機能に関するトレーニングを行っていますが、分かりやすさが向上し、人材の維持にも役立っています。従来のプレゼンテーション形式と組み合わせることで、拡張現実 (AR) エクスペリエンスによりチームが情報を簡単に理解できるようになることに Howden 社は気づきました。

同じテクノロジーが、別の機会の扉も開きました。営業チームが、顧客に詳細な製品デモを提供できるようになったのです。Howden 社の営業チームは、これらの没入型かつ実物サイズの仮想製品エクスペリエンスを活用して営業プロセスの改善を図っています。仮想 3D 製品デモで、モバイルデバイスを使って表示可能な拡張現実 (AR) エクスペリエンスを提供することで、巨大なコンプレッサーのサイズ、規模、機能を顧客に見せることができます。新型コロナウイルス (COVID-19) の影響で対面による営業ミーティングが不可能になっていたため、これは特に有意義です。

Howden 社はトレーニングと営業のための効率的かつ効果的なプロセスを確立

最終的に行き着いたのは、拡張現実 (AR) による総合的なトレーニングおよび製品ビジュアリゼーションエクスペリエンスです。これにより、担当者が異なる場所にいる複数のチームをサポートできるようになり、従業員の効率が向上すると同時に、業界における Howden 社の強い勢力の源である専門知識も伝達できるようになりました。Howden 社はすでに、トレーニングをその他の製品ラインにも拡張し始めています。

さらに、営業チームはリモートで顧客に詳細かつ魅力的なデモを提供することで、営業プロセスを促進しました。新型コロナウイルスに起因する混乱が収まっても、Vuforia Studio はすべての営業チームに不可欠なツールであり続けるでしょう。

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つまり、160 年に及ぶ製品知識を効率的かつ効果的に伝達しなければならないということです。しかも、ビジネスのあらゆる側面にわたって。

Graeme Russell 氏、Data Driven Advantage 担当コマーシャルリード、Howden"