製品開発を支援する Creo 11
5 月 15 日の Web セミナーでは Creo の画期的な新機能をご紹介します。ぜひご参加ください。最新バージョンのリリースにあたって開催されるこのオンラインイベントでは、CAD 製品管理担当バイスプレジデントである Paul Sagar が司会を務め、Creo 11 で強化された機能をデモを交えてご紹介します。
Creo の実績のあるパワフルなすべての機能に加え、クラウド型のコラボレーションツールやライセンス管理ツールを備えた PTC の SaaS ソリューション、Creo+ についてもご説明します。
Creo を活用し、より優れた設計を短期間で実現
Creo の最新機能には、複合材の設計、リアルタイムシミュレーションの実行、製造の効率化のための革新的な CAD ツールが含まれています。電動化とモデルベース定義 (MBD) の機能もさらに拡充されています。
回路や配線の設計を強化するため、配線と ECAD-MCAD コラボレーションの機能が向上しました。
位置を操作するための配線ツールが向上しました。任意の座標系軸に接する位置を指定できるようになりました。また、「位置を削除」ツールが全面的に刷新され、使いやすくなりました。カスタム部品とスプライスの配置が強化され、配線中にハーネスの設定を変更できるようになりました。さらに、配線ツリーが更新され、ハーネス構造と配線エンティティの可視性が向上しました。
また、透明度の制御の追加によって ECAD 機能が拡張され、PCB の積み重ねと重なり合う ECAD レイヤーの視認性が向上しました。
設計エンジニアは、これまで以上に多くの製品に複合材を適用できるようになりました。Creo 11 では、複合材の設計、シミュレーション、製造の機能がさらに拡張され、遷移、積層断面、ドレーピングシミュレーションの機能も拡張されています。ゾーンベース設計を使用してゾーンからプライを定義し、自動的に構築することもできます。拡張されたプライ境界、コアサンプリング、主要なレーザープロジェクションシステムへのエクスポート機能により、製造が強化されました。
高性能なモデルベース定義 (MBD) ツールにより、少ない労力で明瞭な設計を実現できるようになりました。人間とマシーンが読み取れるシンプルなテーブルで、ユーザー定義のテキスト、パラメーター注記、セマンティック参照を使用して設計データを簡単に整理できます。
円柱形状に MBD のアノテーションを迅速に作成し、継承モデルでセマンティッククエリを使用できるようになりました。GD&T Advisor が更新され、ISO 22081 規格の普通幾何公差、スラブフィーチャーとスロットフィーチャーにおける簡素化された穴寸法テキストと高度な定義の組み合わせがサポートされるようになりました。
新たにシミュレーション主導の設計機能が追加され、設計の構想、ガイダンス、検証をより適切に行えるようになりました。受賞歴のある Creo のジェネレーティブデザインが改良され、最小形状サイズの拘束、ベアリング荷重のサポート、平面対称の拘束が追加されました。
Creo Simulation Live に共役熱伝達が追加され、ソリッドジオメトリと流体ボディ間の熱伝達が可能になりました。また、あらゆるタイプの CSL スタディで結果が拡張されました。さらに、Creo Ansys Simulation に備わっている非定常構造解析を使用し、時間依存荷重を受けた場合の構造物の動的応答を判定できます。
今回も、付加製造と切削加工の両方の機能が強化されました。付加製造では、単一の連続した格子構造上で、異なるセルタイプを使用して 2 つ以上の格子を接続し、確率格子の細孔径制御を調整できるようになりました。さらに、3MF STL エクスポートオプションも拡張されました。
切削加工では、高速ミリングに 4 軸回転ミリングが追加され、軌道ミリングが強化されました。また、4 軸領域旋盤加工のユーザーインターフェースも向上しました。
Creo+ は、Creo 11 のすべての機能に加え、クラウド型のコラボレーションツールとライセンス管理/導入ツールを提供します。
Creo+ のコラボレーションツールを使用すると、複数のチームメンバーがリアルタイムで部品設計を確認、検討、編集できます。コラボレーションツールはより使いやすくなり、メカニズムアセンブリをサポートしています。
Creo+ では、クラウド型のデスクトップツールを活用したライセンス管理、導入、テレメトリサービスが可能で、エンジニアリングノートも追加されました。ネットワーク接続を監視して、フィードバックを提供することもできます。さらに、ショートカットを定義して、Creo+ を起動する際の操作性も向上しています。