ブログ 3D CAD「Creo」が初心者でも“簡単で使いやすい”理由とは?

3D CAD「Creo」が初心者でも“簡単で使いやすい”理由とは?

2026年10月1日 Creo お問い合わせ 無償試用版はこちら

Christian Ewertz is Director of Market Development at PTC and is responsible for strategic market and ecosystem initiatives in Central Europe. His focus is on Product Lifecycle Management (PLM), Application Lifecycle Management (ALM), Digital Twin, Industrial AI, and the Intelligent Product Lifecycle. In this role, he works closely with customers, industry associations, and technology partners to drive digital innovation and open industry standards.

Before joining PTC, Christian held leadership positions at Deloitte, MHP, and CENIT, advising international companies in the automotive, semiconductor, aerospace, and industrial manufacturing sectors. He has more than 15 years of experience in digital transformation, engineering processes, and industrial software platforms, as well as degrees in mechanical engineering, computer science, and business engineering.

Christian explores how digital engineering, Industrial AI, and open industry standards can help companies implement an Intelligent Product Lifecycle and leverage the value of interconnected product and enterprise data.

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2D CAD を扱ってきた人からすると、3D CAD は難しく感じる傾向があります。しかし、3D CAD 初心者であっても、ものづくりの現場で製品を構造化するスキルをもつ設計者であれば、「Creo」の習得は簡単です。

そこで今回は、3D CAD Creo が初心者でも簡単で使いやすい理由について紹介します。

記事の最後で Creo のお客様導入事例もご紹介しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
Creo に関する詳細はこちら

初心者でも簡単!設計者の要求に応える 3D CAD の特徴とは

3D CAD が苦手、使いにくいという先入観の正体は、情報不足や固定観念、あるいは感情的な反応などです。3D CAD には、設計者の要求に応えられるよう、使いやすい工夫が施されています。

とくに Creo なら参照関係がすぐ壊れることはありませんし、マルチ CAD 環境でも使いやすい機能が搭載されています。とはいえ歴史を振り返ると、1988年にリリースされたパラメトリック系 CAD「Pro/ENGINEER(Creo の前身)」は使いにくいと言われていました。

しかし 2007年、米 PTC 社と CoCreate 社が合併して以来、ダイレクト・モデリングをパラメトリック・モデリングに融合すべく開発が進められてきました。その結果、2010年に Creo に名称変更してからも改善され続けており、非常に使いやすくなっています。

設計意図とモデルの整合性を維持

よく耳にするのが、2D から 3D に移行すると参照関係が壊れる、他 CAD のデータ修正が困難、直感的な操作がしづらいという声です。しかし Creo は 100% 連携保証であるほか、非常に多くの設計機能が統合されており、設計意図とモデルの整合性を維持します。設計者の業務効率化に役立つよう設計されているので、様々な懸念は無用です。

Creo は作業を行う設計者の立場にたって設計されており、より没入的で効率的なエクスペリエンスを得られる UI / UX が特長です。3D 空間でモデルの向きを簡単に変えたり、定義しているジオメトリのプレビューを表示しながら参照の編集/属性の変更/寸法の修正を行えたり、3D モデルでコマンドにアクセスできたり、インターフェースのレイアウトを自在にカスタマイズしたりできます。

2D CAD の資産を使えないという声もありますが、データ移行支援ツール「Creo Legacy Data Migration Extension」があるので心配はありません。Creo なら図面とモデルを容易に関連付けられるので、データ移行後のレガシーデータ再利用もスムーズです。

幅広い事業規模に対応できる価格設定

3D CAD は高額という声も耳にしますが、Creo はミドルレンジ 3D CAD 並の価格で購入できるお手頃なハイエンド 3D CAD です。Creo は世界有数の大手企業だけでなく、新興の中小企業によるものづくりを陰で支えており、スタートアップから大企業まで幅広い事業規模に対応できる価格を設定しています。実際に、年間ライセンスは約55万円から購入可能です。

▼ Creo のパッケージラインナップ
Creo は、お客様のニーズや事業規模に合わせて柔軟に選択できる複数のパッケージをご用意しています。すべてのパッケージに共通するベーシックな「業界標準の 3D CAD 機能」の内容が非常に充実しているので、ぜひご確認ください。Creo Design の各パッケージで利用できる機能の比較や詳細については、以下のページでご確認いただけます。

A man engineer using 3d cad creo

Creo Design パッケージ

T1 ~ T5 の各ライセンスに含まれる機能を紹介しています。

詳細はこちら

【ブログで解説】貴社に最適な Creo パッケージの選び方
5つの最新 Creo Design パッケージ (T1〜T5) のどれを選ぶべきかお悩みでしょうか?各パッケージに含まれる主要機能(トップダウン設計、AI 設計など)を具体的な使用例とともに専門家が徹底解説します。
3D CAD ソフト Creo パッケージ完全ガイド:コンカレントエンジニアリング/トップダウン設計、Ansys の最新解析、AI 設計機能まで

必要なタイミングで使える画期的な機能

高機能すぎるという声もありますが、今や生成 AI が革新的な部品モデルを生み出す時代です。3D CAD に移行すれば、設計者をはじめとする製造業の現場は CAD のルネサンスを体験できるでしょう。実際に、Creo のモデルベース定義(MBD)による 3D アノテーション機能は、世界的に高い評価を受けています。

さらに Creo には「AI 駆動型のジェネレーティブデザイン」「シミュレーション主導型の設計」を可能にする最新テクノロジーも実装されているため、次のようなメリットがあります。

● 熟練設計者が少なくても高品質な製品を設計できる
● 人手不足でも設計期間を短縮できる
● 製品のコストダウンを継続的に行える

上記のような画期的な機能を、Creo ならものづくりの現場で必要になったタイミングで使えるのです。近年では、年に1回のハイペースで Creo の最新バージョンがリリースされています。たとえば Creo 12 では、エクスポートにおける 3D アノテーション機能の再利用性が強化されました。Ansys ベースの解析機能も大きく強化されたほか、ジェネレーティブデザインにおいても構造解析や固有値解析に加えて、熱伝導解析にも対応できるようになったのです。

リリースのたびに生産性と使いやすさが向上し、コア機能が強化されているほか、新たなテクノロジーを設計者が使えるように Creo は改善され続けています。

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Creo 開発において追求した「使いやすさ」の向上

使いやすさと設計の生産性向上に重きを置いて、ユーザーの意見を聞きながら Creo の開発は長年に渡って続けられています。とくに機能と機能の連携性が強い点が、Creo の特長です。連携機能を保つことを重視しており、周りの機能と一緒に使って破綻しないかを開発時に調査しています。

PTC 社のこだわり

アルゴリズムがしっかりしているため、頑固な CAD と感じる設計者も中にはいるかもしれません。なぜこの機能が必要で、どれだけ効率化に役立つのかを証明できた場合のみ、新機能の開発は行われます。これらは、中途半端なソフトウェアをお客様に提供したくないという PTC 社のこだわりの表れです。

3D CAD は新しい道具なので、使えるようになる努力は必要ですが、Creo は一貫性があるので、使っているうちにクセを容易に把握できるようになります。そのため確かに多機能ですが、初めて使う機能であっても、多分こういう動作だろうと簡単に想定できるため、設計者にとって Creo は使いやすいのです。

設計者にとっての使いやすさ

コマンドが失敗しない、応答しなくなる現象が見られない点は、設計者にとって最高の使いやすさではないでしょうか。たとえば CAD によってラウンド機能のかかる強さは異なりますが、Creo ならラウンド機能のコマンドはしっかりとかかります。

設計した部品を実際に製造できる、製造できないという事前判断も Creo なら可能です。他社では、CAD 上でモデルを作成できるけれども、現実世界では成立しないケースがあります。一方、Creo であれば、現実世界では成立しないときは Creo が教えてくれるのです。

以上を踏まえると、Creo は設計者の要求に確実に応えてくれる使いやすい 3D CAD といえるでしょう。

▼「使いやすい」は、導入企業の共通の声です
Creo を導入した企業が、設計プロセスの効率化をどのように実現したのか。実際の設計者の声が分かる導入事例をご覧ください。現場のリアルな評価をご確認いただけます。
Creo 導入事例で設計者の声を見る

簡単で使いやすい!3D CAD Creo の UI / UX 設計の裏側

3D CAD Creo は、できるだけ短いマウスの移動距離で設計者がやりたいことができるように、人間工学的な観点でも開発されています。PTC 社にはユーザビリティラボと呼ばれる専門部隊があり、必ず変更前には設計者に触ってもらい、ユーザーの意見を開発に取り入れているのです。

Microsoft の UI に準拠

Creo の UI は標準的で、シンプルで直観的なワークフローと Microsoft 社の UI に準拠したレイアウトが提供されています。これは、Microsoft 社のデザインガイドラインを真似て、Creo の UI が作られているためです。他社の凝った UI を提供する CAD 製品より、Microsoft Office に近いため、簡単で使いやすいでしょう。

PTC 社が Creo に改善を加えても、すでにユーザーである設計者が慣れ親しんだ Creo の UI が変更されることはありません。

驚異的な Creo の開発スピードの秘密

近年では、Creo の新しいバージョンが1年に1回のペースでリリースされている事実は、驚異的な開発スピードといえるでしょう。PTC 社では、作業をあらかじめ決められた時間枠(スプリント)に分割するアジャイルの導入によって生産性の向上、納期の短縮、チーム間のコミュニケーション強化を実現しています。Creo は完全にアジャイルで開発されているので、開発スピードが非常に速いのです。

もちろん、変化し続ける市場や競合相手、顧客のニーズを前向きに受け入れ、反映させながら開発は進められています。ニーズを踏まえて、従来のライセンス管理の煩雑さやバージョン差が引き起こす互換性の課題を解消するために、クラウド型の「Creo+」も利用できるようになりました。

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Creo のユーザビリティ改良事例(Creo 12)

より簡単で、より使いやすくを目指して、Creo のユーザビリティは日々改良されています。Creo 12 では、ツールヒント機能が強化されたため、新しいユーザーでもより簡単に操作できるようになりました。新機能ハイライト機能も搭載されたことで、新機能の存在が視覚的にわかりやすくなり、見落とすことがなくなったのです。

お客様からのご要望を反映して、ファスナーボルト構造と接着・接触も強化されています。これにより、初期荷重を考慮したシミュレーションが Creo Simulate Live(CSL) と Ansys Simulation の両方で可能です。

アセンブリ内の2つの構成部品を結合するファスナーを使用すれば、解析のためにわざわざボルトを製作する必要はありません。

構造解析に CSL を活用すれば、わずか数秒でリアルタイムシミュレーションが完了します。

従来は、解析と設計が分かれていました。しかし CSL によるリアルタイムシミュレーションでは、構想設計や詳細設計を行いながら、裏で解析が実行されている状態を作り出せます。つまり、設計と解析を同時進行できるため、シミュレーション駆動の対話型の設計が可能になるのです。

ただし、実際の製品開発の現場では CSL を単独で使用するより、Creo Simulation や Creo Ansys Simulation を最終確認として併用すると良いでしょう。Creo Simulation の画面や操作方法は、Windows 準拠の UI を持つ Creo と変わりません。カスタマイズ可能な解析ウィザードもあるので、解析の経験が少ない設計者でも簡単にご利用になれます。

▼設計品質の向上とコスト削減を実現する「Creo Simulation」
開発プロセスの手戻りを防ぐシミュレーション機能の詳細はこちら。構造・熱・振動など、様々な解析を設計の早い段階で実施し、製品の信頼性を高める方法をご紹介します。
Creo Simulation の機能詳細を見る

【技術ブログ】Creo のリアルタイムシミュレーションを徹底解説
なぜ Creo のシミュレーションは“リアルタイム”で実行できるのか?その心臓部である GPU コンピューティングの仕組みから、バージョンアップで追加された最新の解析機能、他のツールとの連携方法まで、エンジニアが技術的な詳細を深掘りします。
なぜ Creo はリアルタイムシミュレーションで選ばれるのか?機能・連携・最新動向を完全解説

簡単に高度な製品紹介が可能に!Creo のレンダリング機能

Creo には、作成した 3D モデルをより美しく、よりリアルに出力する卓越したレンダリング機能が搭載されています。写実的かつ魅力的な製品イメージをすばやく、かつ簡単に生成できるため、デザインレビュー時や営業資料作成時に非常に役立つ機能です。

リアルなライト設定、シャドウ設定、および環境設定を活用することで、写真画質のような描写が可能になり、作成した 3D モデルが現実世界でどのように見えるかを把握できます。

ライト、シーン、モデルの外観に、設計者自身が高度な処理を施せるようになるので、大幅な効率化につながることがおわかりいただけるでしょう。

Creo のレンダリング機能により、作業時間を大幅に短縮しながら、簡単に高度な製品紹介が可能になるのです。とくに意匠性の高い製品では、質感の表現も重要になります。Creo のレンダリング機能なら、3D プリンターでは難しい、ざらざらした質感も表現できます。

レンダリングモードとモデリングモードを Creo 上で簡単に切り替えられるので、シームレスで没入感の高い状態で操作が可能です。Creo は機能と機能の連携性が強いため、CAD 上で行った設計変更は、確実にレンダリングモードにも反映されます。

Creo Render Studio Extension を活用すれば、高度なリアルタイムレンダリングも可能になるのでおすすめです。

現場の声が後押しする Creo の進化

Creo の開発現場では、ユーザビリティ改善のために、ユーザー会の声を聞くことを重視しています。既存のお客様がどれだけ必要と言っているか、その声の大きさで開発を行っているのです。とくに規模の大きいユーザー会が、PTC 社とは独立した組織として北米で活動しています。

1990年1月22日に「Pro/USER」として誕生したユーザー会は、2001 年にグループ名を「PTC/USER」に変更し、6大陸で約22,000名の会員にサービスを提供しているのです。北米、欧州、日本の技術委員会は、PTC 社製品ラインナップ全体の開発活動を調整しています。さらに世界中で 70 を超える地域ユーザーグループ (RUGS) も、その活動を支えているのです。

PTC 社ではソフトウェアだけでなく、ハードウェアの製品開発の現場でも競争力強化に役立つ「アジャイル開発」が可能だと考えています。そのため、ものづくりの製品開発の現場でもアジャイル開発が可能になるように Creo は設計されているのです。

長年に渡り、活発なユーザー会「PTC/USER」の声を開発に生かしながら、Creo は進化を重ねています。そのため、Creo の設計思想を理解した設計者が一度 UI を触ってみれば、Creo は設計者の要求にきちんと応え、かつ簡単で使いやすい 3D CAD として開発されていることがおわかりいただけるでしょう。

【最新版】 Creo 12 の新機能解説ブログ
ユーザーの声に耳を傾け、進化を続ける Creo。その最新の成果である「Creo 12」には、250以上の新機能が搭載されました。上記でご紹介したユーザビリティの改良はもちろん、複合材設計、電動化、シミュレーション、MBD の強化まで、その全貌を実際のデモを交えて開発担当者が徹底解説します。
【設計者必見】 Creo 12 で複合材・電動化・MBD の課題を解決:最新トレンドに対応

初心者でも使いやすい Creo で 3D CADへの移行が簡単 & 設計業務を大幅に効率化

今回は、設計者であれば 3D CAD 初心者でも、いかに Creo が使いやすいか、その理由について紹介しました。Creo なら、現在ご利用中の 2D CAD 資産をムダにすることなく、有効活用できます。中小製造業の抱える課題解決に役立つ機能が多く搭載されていますので、まずは実際に Creo を使って試してみませんか?

無料試用版もご用意しておりますので、まずはこちらからお気軽に弊社までご相談くださいませ。

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記事でご紹介した Creo の使いやすさとパワフルな機能を、14日間すべての機能が使える無料試用版でご体感ください。設計者にとってストレスフリーな環境で作業することができます。

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さらに情報収集をしたい方へ

以下に Creo を活用して設計業務を最適化した企業の導入事例を紹介しますので、こちらもぜひご覧ください。

【導入事例】

● UD トラックス | 3D データで、意思決定を迅速化

● シンクロン|過去データの継承と採番・BOM作成など業務効率アップを実現

● パナソニック|照明設計を Creo に統一。データ共有の質を向上

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Christian Ewertz

Christian Ewertz is Director of Market Development at PTC and is responsible for strategic market and ecosystem initiatives in Central Europe. His focus is on Product Lifecycle Management (PLM), Application Lifecycle Management (ALM), Digital Twin, Industrial AI, and the Intelligent Product Lifecycle. In this role, he works closely with customers, industry associations, and technology partners to drive digital innovation and open industry standards.

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