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PTC、ARプラットフォームVuforiaの新バージョン「Vuforia 7」を発表

2017年10月17日

次世代のオブジェクト認識技術グラウンド・プレーン検知機能を提供、 AppleのARKit、GoogleのARCoreに対応

米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、2017年10月2日、AR(拡張現実)開発プラットフォームであるVuforia®の新バージョン「Vuforia 7」を発表しました。Vuforia 7では、デジタルコンテンツをより多くの種類のオブジェクトや環境に配置する機能の面で大きな進化を遂げ、また、さらに高度なAR体験をより多くの携帯端末で利用することが可能になりました。

Vuforiaは、世界で最も幅広く利用されているAR開発プラットフォームです。Vuforiaは主要なスマートフォンやタブレット端末、アイウェアに対応しており、App StoreやGoogle Playを通じて4億7,500万回以上これらのデバイスにインストールされています。プラットフォームの中心となるVuforia Engineは、デバイスのカメラやセンサーを使用することにより、アプリ内のデジタル「アイ」(目)として機能します。Vuforiaエンジンを通して、コンテンツを配置できる物体や面を「見る」ことができ、開発者は既存の開発ツールを利用してAR体験を作成できます。

Vuforia 7では、既存のコンピュータビジョン技術では認識できない、物体にコンテンツを配置するための新機能であるモデル・ターゲットを利用することが可能になりました。モデル・ターゲットは、紙媒体や製品パッケージ、多くのコンシューマー製品などに見られる詳細な視覚的デザインに依存する既存の方法とは異なり、物体の形状を認識する機能です。モデル・ターゲットを利用することで、自動車、家電製品、工業用設備・機械などの物体に、コンテンツを配置することが可能になります。モデル・ターゲットにより、従来のユーザーマニュアルや技術サービス手順書に置き換わる、新たな種類のARコンテンツを実現できます。

また、Vuforia 7では、開発者の強い要望に対応し、コンテンツを水平面に配置する機能が搭載されました。Vuforiaのグラウンド・プレーン(Ground Plane)機能を利用することで、屋内、屋外にかかわらず、コンテンツを地面や床、テーブル上に配置することが可能になります。Vuforiaグラウンド・プレーンは、2013年に発表された、深度カメラを利用するVuforiaスマート・テレーン(Smart Terrain)機能を拡張するものです。Vuforiaグラウンド・プレーンは幅広いデバイスに対応し、例えば、自宅での家具のショッピングから製品設計時のデザインレビューまで様々な視覚化アプリを開発する開発者向けの理想的なソリューションとなります。

さらに、Vuforia 7では、幅広いデバイスで最高のAR体験を提供するための新機能であるVuforia Fusionも提供します。Vuforia Fusionは、カメラおよびセンサー、チップセット、AppleのARKitやGoogleのARCoreなどのソフトウェアフレームワークにおけるAR対応技術の断片化の問題を解決します。Vuforia Fusionにより、デバイスの機能を感知しVuforiaの機能と融合させることで、開発者は最適なAR体験をVuforia APIのみで実現することが可能になります。Vuforia Fusionは、100種類を超えるAndroidやiOS対応のデバイスモデルに加え、ARCoreやARKit対応デバイスに向けて高度なVuforia機能を提供します。

Googleプロダクトマネージャーのネイサン・マーツ(Nathan Martz)氏は次のように述べています。

「我々のAR技術であるTangoの発表当初以来、Vuforiaと連携してきました。新しいARプラットフォームであるARCoreの投入により、PTCとパートナーシップを継続できることを非常に喜ばしく思います。Vuforiaにより、開発者は慣れ親しんでいるVuforiaの機能を使ってARCoreを簡単に利用することが可能になりました」

PTCのVuforia担当プレジデントであるジェイ・ライト(Jay Wright)は次のように述べています。

「開発者にとって、ARに取り組む上でこれ以上のタイミングはありません。VuforiaはUnityに統合されており、開発者はこれまでになく簡単に開発に取り組めるとともに、かつてなかったほど力強く世界に向けてコンテンツを発信することができます」

Unity TechnologiesのVR/ARグローバルヘッドであるトニー・パリーシ(Tony Parisi)氏は次のように述べています。

「ARにより、現実世界に魔法をかけることができます。テーブルの上や子ども部屋、森の中で物語に命が吹き込まれます。Vuforiaを利用してUnity開発者が、画期的なARを開発してきたことを喜ばしく思います。また、Unityの次バージョンでVuforia 7を提供することを楽しみにしています。これにより、クリエイターはARの世界をさらに広げることができるのです」

Vuforia 7はARKitに対応し、Unityの次バージョンで利用可能になります。Vuforiaグラウンド・プレーンは、新たな無償オプションの一部としてUnityに含まれる予定です。Vuforia Engine SDKは、今年中にXcode、Android Studio、Microsoft Visual Studio向けに提供を開始する予定です。ARCoreへの対応は、来年初めに予定されています。現在、開発者はUnity 2017.2をダウンロードするかdeveloper.vuforia.comにアクセスすることで、Vuforia 6.5を利用することができます。

 

Vuforiaについて

Vuforiaプラットフォームは、携帯型や頭部装着型のデバイスで利用されるARアプリケーション用ソフトウェアプラットフォームとして、最も幅広く利用されています。Vuforiaは開発者に対して、デジタルコンテンツを実際の物体や環境に配置するためのクロスプラットフォームソリューションを提供します。また、消費者や企業に向けて、遠隔的な支援やコラボレーションを実現するコミュニケーションソリューションを提供します。デバイスメーカーには、急速に進化するハードウェア技術を利用して最適化された体験を実現するために、重要な技術を提供します。2011年に最初に投入されたVuforiaは、375,000人以上の開発者やパートナーによる世界的なコミュニティによって支えられています。Vuforiaを利用してさまざまな携帯型、頭部装着型のデバイスで利用する45,000以上のアプリケーションが開発され、消費者や企業に利用されています。

*本内容は米PTCが2017年10月2日に発表した報道資料の翻訳です。


※PTCの社名、Vuforia、Smart TerrainおよびすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。