米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、2017年11月14日、ドイツのシュツットガルトで開催されたPTC Forum Europe 2017において、顧客のサービス業務変革の取り組みを加速する「ThingWorx® Asset Advisorアプリケーション」のリリースを発表しました。サービス業務向けThingWorx Asset Advisor for Serviceは、現場で運用されているアセット(機器/設備)の遠隔監視およびリモートサービスの提供を実現します。
サービス業務向けThingWorx Asset Advisor for Serviceは、業界最先端であるPTCのThingWorxインダストリアル・イノベーション・プラットフォーム上に構築されており、展開が容易で高い拡張性を備えるとともに、柔軟性が高くカスタマイズが容易な、サービス業務のマネージャや技術者のためのロールベースのアプリケーションです。アセットの運用状態に関する洞察、動作異常のアラート、センターと接続されたアセットの遠隔サービスを可能にするとともに、役割・職種別に必要となる重要な情報を提供することで、接続されたアセットを可視化します。サービス業務向けThingWorx Asset Advisor for Serviceは、今年6月にLiveWorx®17で発表した製造業務向けThingWorx Asset Advisorアプリケーションに続くものであり、企業のデジタル変革を容易にするPTCのコミットメントを示すものです。
産業界では、業務の効率化と生産のダウンタイム低減を重視しているため、重要なアラートをリアルタイムで取得するためにアセットの接続と監視を実現することが、効果的なコネクティッド・サービス戦略の鍵となります。PTCは、アセットの接続および遠隔監視、診断、サービス問題の解決において、長年顧客を支援しています。2017年度、PTCのIoT事業が市場成長率30〜40%を上回る勢いで成長した背景には、コネクティッド・サービス戦略を採用している顧客企業の存在が挙げられます。Elekta社やDiebold社、Sysmex社、McKinley Elevator社などの企業は、接続されているアセットを遠隔的に監視しサービスを提供することで、業界平均を超えるi一次修理完了率30%を達成しました。また、平均修理作業時間で6倍、アセットの稼働可能時間では20%を上回る改善が実現されています。ThingWorx Asset Advisorアプリケーションを使用することで、顧客は、コネクティッド・サービス実現に向けてより容易かつ迅速な手段を得て、価値が創出するまでの期間を短縮することが可能になります。
3D Systems社グローバルカスタマーサービス担当バイスプレジデントのアントニオ・ロペス(Antonio Lopez)氏は、次のように述べています。
「ThingWorxの技術は、顧客の生産環境で要求される設備のアセット可能時間の実現に貢献します」
IDC社サービスイノベーション&コネクティッドプロダクト戦略担当リサーチマネージャのヘザー・アシュトン(Heather Ashton)氏は、次のように述べています。
「コネクティッド・サービスは、アセットの所有者や運用者が進めるデジタル変革において重要な要素となります。実際にIDCは、2020年までに、コネクティッド・サービスを提供する世界の製造企業の50%において、拡張サービスの実施や遠隔管理を実現することで、サービス事業の収益性が最大30%向上すると予想しています。これを実現するためにIoTプラットフォームを活用することは、成功のための重要な要素となります」
*本内容は米PTCが2017年11月14日に発表した報道資料の翻訳です。
<関連情報>
https://www.ptc.com/en/products/iot
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