Creo の配線、配管機能

執筆者: 武田 俊作
  • 2/1/2022
  • 読み込み時間 : 5min
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世の中の様々な機械製品は年々高度化、複雑化しており、ソフトや電気技術、制御システムとの融合が進んでいます。それに伴い、皆さんの設計している製品も搭載される配線、配管の量も増え、かつ満たすべき要件も厳しくなっている。という方も多いのではないでしょうか。

このような場合、機械設計者の方は、一層複雑化した配管・配線に対する要件に対応する必要がありますが、配管・配線の引き回しは比較的後回しにされがちではないでしょうか。特に配線は、納期まで十分な時間が無い、作業工数に増大するなどの理由によって CAD 上では設計していないという話もよく伺います。
しかし、要求される品質を保ち、効率的に設計を進めるためには、後工程での手戻り防止、設計変更の防止なども総合的に考えると、配線/配管の引き回し検討の優先順位を高め、CAD による詳細設計段階でも検討を行うことは重要かと思います。
このような重要性は理解されている方も、CAD の標準機能で検討しようとすると、操作の手数が多くなり、作業工数が増えてしまう。ということで躊躇しているという方もいるかと思います。
このような課題を抱えている方に対し、本ブログでは、Creo の配線/配管機能をご紹介します。

Creoには、Creo Piping and Cabling Extension(以下、PCX と省略)という拡張機能があります。
この PCX、拡張機能ではありますが、現在販売している以下の 5 種類のライセンスすべてに含まれています。
  • Creo Design Essentials (T1)
  • Creo Design Advanced (T2)
  • Creo Design Advanced Plus (T3)
  • Creo Design Premium (T4)
  • Creo Design Premium Plus (T5)
もし、これらのライセンスのいずれかをお持ちの方だが、この機能を知らなかった。まだ使ったことがない。という方は是非ご活用ください。

それでは以降、PCX の特徴を幾つか書き記してみます。
  • 配線、配管設計に特化した機能をご用意しています。これらを使って配線・配管の引き回し、編集、情報の抽出が容易に行えます。
  • 配線情報を取り込んで、その情報から半自動的に配線を作成します。
  • 束線経路を定義して、配線の引き回しを効率化します。
  • 引き回した配線、配管の長さ情報などをレポートとして、確認することができます。
  • 配線コネクタや配管の継ぎ手、フランジ、レデューサーなど、引き回しに必要な部品類も属性を付加して、効率的に配置できます。
  • 配管は鋼管だけでなく、柔らかいホース、チューブにも対応しています。又、鋼管は円形だけでなく角ダクトなどの四角形状にも対応しています。

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これらの機能を使うことで CAD 上での配線、配管設計時間を効率化し、かつ周囲の皆さんとの認識を早い段階で共有し、問題点がある場合は設計の段階で指摘してもらえる。などのコミュニケーションが取れるため、設計品質の向上が期待できます。

以上、簡単ではありますが、PCX のご紹介となります。お読みいただき、ありがとうございました。


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執筆者について

武田 俊作

製品技術事業部 CAD 技術本部
シニア テクニカルスペシャリスト

大学で機械工学を専攻後、国内メーカーで設計業務に携わり、2007 年に PTC 入社。CAD 製品を中心にプリ/ポストセールス活動、コンサルティング活動を担当。