PTC Mathcad Prime の新機能
PTC Mathcad Prime では毎年 2 つのリリース (メジャーリリースとメンテナンスリリース)が提供されます。
現在の最新バージョンである PTC Mathcad Prime 11.0.1.0 には、カスタム単位系、手動計算モード、Python による高度な制御スクリプト作成、処理の迅速化、新しい関数とシンボリックキーワード、使いやすさの向上などが含まれています。
PTC Mathcad の主な機能
単位
PTC Mathcad は、SI、USGS、CGS の単位系に完全対応しているほか、独自の単位も定義できます。変数に単位を関連付けて、必要に応じて単位系間の変換を自動で行うことも可能です。
求解と最適化
PTC Mathcad には、線形方程式、非線形方程式、微分方程式の解や、特定の関数の最適点(最大点や最小点など)を求めるための求解関数と最適化関数が多数組み込まれています。
プロットとチャート
データの視覚化は、問題の本質を理解し、ほかの関係者に情報を伝達するうえで非常に重要です。PTC Mathcad Prime には、2D XY チャートから 3D プロット、極座標プロット、等高線プロットまで、さまざまなプロットオプションが用意されています。これらのオプションをカスタマイズして、すぐに公開できる形に仕上げることも可能です。
シンボリック計算
PTC Mathcad は数値エンジンとシンボリックエンジンの 2 つのエンジンを搭載し、柔軟なアプローチを可能にします。シンボリック式には数学記号を含めることができ、結果もシンボリック形式で返されるため、変数に値を割り当てることなく式を評価できます。
プログラミング
使い慣れたプログラミング構造と自然な数式表記を使用してロジックを追加することで、PTC Mathcad 環境内で高度な柔軟性を実現できます。たとえば、ループや条件文などを使用できます。
コントロール構造
スクリプトを使用した基本的および高度なコントロールで、ワークシートにインタラクティブ性と自動化のレイヤーを追加し、新たな可能性を引き出します。コンボボックスからリストボックス、スライダー、チェックボックス、ボタン、ラジオボタン、構成可能なテキストボックスまで、さまざまなコントロールを使用できます。
PTC Mathcad の機能
PTC Mathcad Prime は業界標準の工学技術計算ソフトウェアです。フルライセンスでは、最新の拡張機能とフル機能を利用できます。PTC Mathcad Express は、PTC Mathcad の機能制限バージョンです。30 日間の無償試用版に登録後、製品版にアップグレードしない場合は、PTC Mathcad のバージョンが PTC Mathcad Express に戻ります。
PTC Mathcad Express と PTC Mathcad Prime の主な機能の違いについては、以下の表をご確認ください。詳細については、こちらのチャートをご覧ください。
機能
PTC Mathcad Express*
PTC Mathcad Prime(フルライセンス)
必須の PTC ウォーターマークおよびマーケティング開始ページ
自然な数学表記での数式の記述
代数および三角法の演算子/関数
ユニットサポート
Excel コンポーネント
テンプレートを使用したエンジニアリングプロセスの標準化
プログラミング
連立線形方程式と連立非線形方程式の計算
シンボリックに式を評価
実験計画法と微分方程式
フーリエ変換と信号処理
回帰、統計、データ解析
基本的なプロット: X-Y
高度なプロット: 極座標、等高線、3D
基本的なコンボボックス入力コントロール
高度なスクリプトによる制御(Python、VBScript、JScript)
*PTC Mathcad Express は、商用目的ではご利用いただけません。
PTC Mathcad Prime の購入オプション
業界情報
工学技術計算ソフトウェア(特に PTC Mathcad Prime)がさまざまな工学分野で活用されている理由とその方法をご紹介します。
工学技術計算ソフトウェアとは
PTC Mathcad Prime などの工学技術計算専用ソフトウェアを使用すれば、明瞭な文書作成、自然な数式表記、IP の保護が可能になるため、エンジニアリング知識を確実に蓄積、共有して、将来のプロジェクトに活かすことができます。
土木・構造工学技術計算
土木・構造工学の技術計算は、安全で信頼性の高いインフラの屋台骨です。このような計算は、橋、ビル、ダムなどの重要な構造物の設計や解析における指針となります。PTC Mathcad Prime は、直感的なインターフェース、単位認識などの高度な機能、明瞭な文書作成により、土木・構造工学エンジニアから信頼を得ています。応力解析、ひずみ解析、荷重解析などの複雑な計算を、信頼性と精度を確保しながら簡単に解き、解析、文書化、共有できます。
電気工学技術計算
電気工学の技術計算は、電気システムの設計、解析、最適化に不可欠です。このような計算は、回路解析や電力計算から信号処理、制御システムのモデリングまで、多岐にわたる作業に活用されます。PTC Mathcad を使用すれば、回路解析や信号処理などの複雑な電気計算を、確信を持って正確に解き、解析、共有できます。
機械工学技術計算
機械エンジニアは、設計上の決定事項を正確に文書化するために、高度な計算ソフトウェアを利用しています。ボルトからトランスミッションに至るまで、直感的な計算ソフトウェアがあれば、設計を最適化し、ワークフローを合理化できます。 PTC Mathcad は、機械エンジニアが応力、動的動作、効率、摩擦などを解析するための包括的な工学技術計算環境を提供します。
工学技術計算での Excel の使用
Excel は、データの整理、基本的な計算の実行、プロジェクトドキュメント用のチャート作成などの目的で、エンジニアから幅広く利用されています。その柔軟性により、プロジェクトのスケジュール管理、材料の追跡、簡単な計算の実行などによく用いられます。ただし、Excel には工学単位、高度な数式表記、微分方程式などの複雑な計算といったサポートが組み込まれていないため、エンジニアリング作業においては複数の課題があります。Excel と PTC Mathcad を統合して連携させる方法をご紹介します。
