PTC、自動車業界に対する次世代のライセンス契約形態の提供に注力

2018年1月11日

トヨタ自動車とのCreo、Windchillのサブスクリプション・ライセンスへの移行契約を締結 および実用に向けた評価開始のためのIoTアプリケーション・ライセンス契約を締結

PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/―日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、自動車業界向けに次世代のクルマづくりを支えるため、現在利用中のソフトウェア資産のサブスクリプション・ライセンスへの移行契約と、開発・生産業務システム基盤として、IoTアプリケーション「ThingWorx®」のライセンス契約の提供に注力すると発表しました。

PTCの考える次世代のクルマづくりの環境はこれまでとは比較にならない程のスピードと規模で変化しています。この次世代のクルマづくりを実現していただくために、サブスクリプション・ライセンス体系への移行により、環境や需要の変動といったさまざまな変化に対して適切に対応するとともに、情報システムのより効率的な活用を実現します。

PTCはトヨタ自動車に2002年より、エンジン・ユニットにおける開発・生産の効率化、品質向上を目的に、3次元CADソフトウェアであるCreo®および製品ライフサイクル管理ソフトウェアであるWindchill®を提供し、多くの成果を得ていただいており、いちはやくサブスクリプション・ライセンス体系へ移行契約を締結していただきました。

PTCは今後、トヨタグループにおける「仕事の進め方改革」の礎とすべく、トヨタ自動車および同社海外拠点、グループ企業に対しても、柔軟性が高く、変化対応に強いサブスクリプション・ライセンス体系の展開を進めていきます。

また、PTCは、価値観の多様化、ライフスタイルの変化、環境問題への早急な対応をはじめ、IoTAIといった情報化技術のめざましい進歩などの環境変化に対して、企業が迅速に対応することが急務と考えます。これに対し、PTCはシステム間の連携を容易にするソリューションや生産設備の稼動監視・予兆保全システムのソリューションを提供する次世代のIoTアプリケーションThingWorxの自動車業界での活用を推進していきます。ThingWorxの評価を開始したトヨタ自動車へも強力に支援していきます。

インダストリアル・イノベーション・プラットフォームである「ThingWorx」は、システム間の連携を容易にするソリューションや生産設備の稼動監視・予兆保全システムおよびデジタルとフィジカルの融合を実現するARを包括し、インダストリアルIoTプラットフォーム(IIoT)に期待される以上のツールを提供しています。PTCは激しい変革の波にある自動車業界全世界で最も実績のある次世代のプラットフォームである「ThingWorx」の提供を推進していきます。

PTC社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ヘプルマン(Jim Heppelmann)は、次のように述べています。

「運営効率を向上させ、モノのインターネットの価値を享受するため、世界中のグローバル企業に、PTCのインダストリアル・イノベーション・プラットフォームThingWorxを活用頂いていることを嬉しく思います。PTCの持つこれら技術とリソースをもって、トヨタ自動車が目指す“もっといいクルマづくり”を継続的に支援します」

 

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