Windchill の機能はそのままに、SaaS (Software as a Service) による新たな価値が加わりました。
SaaS PLM ソフトウェアは、従来のエンタープライズ PLM に標準的な機能を付与し、クラウドコンピューティングおよびサービスのさまざまなメリットをもたらします。SaaS PLM のユーザーはこれまでと同じようにワークフロー、変更管理プロセス、BOM 機能を構成できるほか、予測可能なアップグレード、新しいモジュールのスムーズな導入、組み込みのセキュリティなどのメリットを得られます。Windchill+ は、豊富な機能を備えた完全な as a Service 型 PLM ソリューションとしては業界初であり、複数企業間のコラボレーションの向上とデジタルスレッドによる完全な接続を実現します。
「グローバル経済が混乱をきたす中、製品開発の鍵となるのが SaaS PLM です。コラボレーションの簡素化、情報の効率化を実現する SaaS PLM により、設計、製造、サポートプロセスが向上します」
IDC 社
2000 年代、PTC の Windchill PLM は企業間コラボレーションのあり方を一変させました。この革新的なソフトウェアにより、接続性、統合、すぐに使える機能、ユーザーエクスペリエンスの最適化、グローバルチーム全体でのコラボレーションなどを可能にする可能性をもたらしました。現在、PTC の Windchill+ により、コラボレーションはさらなる進化を遂げようとしています。Windchill+ は SaaS の利便性を活かしながら、デジタルスレッド全体に新たなイノベーションを起こす基盤となります。
Windchill+ on Microsoft Azure は、リアルタイムの情報共有、動的なデータの視覚化、安全な共同作業を強化する最新の PLM インフラを提供します。このe Book では、製造業がデジタルトランスフォーメーション (DX) の主な課題を克服するために SaaS PLM に目を向けている理由と、Windchill+ on Azure のメリットについて説明します。
Windchill+ では Windchill と同じコードベースが用いられており、受賞歴のある特徴、機能、使いやすさも備えています。変更および構成管理、製造エンジニアリング、MBSE/MBE、品質管理、リスク管理、コンプライアンス管理、要件、検証など、さまざまな機能を迅速にユーザーに拡張できます。
オンプレミスの PLM ソリューションから移行しても、パフォーマンスや安定性を損なうことはなく、むしろ向上するため、IT チームは安心して利用できます。Windchill+ では、スムーズな導入定着サポート、SSO サポート、オンデマンドの透明性の高いバックアップとリストア、バグの解決時間短縮を実現するほか、リアルタイムの製品アップグレードにより常に最新バージョンでの運輸を提供します。
標準ベースの統合およびデータフロー(OSLC、REST、STEP など)により、異機種混在のシステムやアプリケーション全体で安全な相互運用を確保し、サードパーティが絡む想定外のコストや課題などのリスクを低減します。
自社ファイアウォールの外部にいるユーザーを迅速かつ安全にシステム利用を可能にします。サプライヤー、顧客、規制当局のアクセス権限を迅速に設定できるため、ユーザーはいつでもどこからでも素早くログインし、価値をもたらすことができます。
ツールの自動化やセルフサービス機能の合理化のほか、多くの管理タスクの包含を組み合わせて使用します。導入環境、アップデート、ボルト、クローン作成/再ホスティング、変更管理、セキュリティなどを簡素化し、必要に応じて排除します。
IT インフラや知的財産の保護を懸念する企業のために、Windchill+ にはフルスタックの知的財産保護を提供します。PTC は、認証、コンプライアンス、監査、ペンテスト、システムスキャンなど、世界最高水準のセキュリティを提供します。Windchill+ の導入環境では PLM 資産や知的財産が保護されることがわかっているため、IT チームは安心感を得られます。