PTCのKepware、インダストリアルデータをMicrosoft Azureに提供開始

米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、2017年5月4日、同社のインダストリアルコネクティビティソフトウェアであるKepware® とMicrosoft Azureとの連携を発表しました。KepwareのKEPServerEX® は、オープンソースの標準規格を用いた通信により、産業用制御装置とAzureクラウドプラットフォーム間でデータをやり取りし、複雑な工場環境に存在するIoTアセットの効率的な接続、監視、管理を可能にします。

Kepware戦略的インダストリアルパートナー担当マネージャのエリック・デリンジャー(Erik Dellinger)は、次のように述べています。

「インダストリアルIoTを幅広く展開する際に障害になるのは、相互運用性(インターオペラビリティ)です。5年以内に200億台の機器類がオンライン接続されると予想されており、これによって複雑かつ膨大なインダストリアルデータが生成されるため、相互運用性はますます重要になります。そのため、産業オートメーションプロバイダーとデバイスクラウドベンダーにとって、共通言語を持つことは極めて重要となります。今回のMicrosoft社との協業により、こうした課題に対応するとともに、発展を続ける業界標準規格への対応を強化していきます」

機械間の通信のハブとなるのが、KEPServerEXが収集した情報をビッグデータやアナリティクスのアプリケーションに供給する高機能プラグインであるKepwareのIoT Gatewayです。KepwareとMicrosoft社のインダストリアルIoTソリューションは、OPC UAを介してシームレスに連携します。また、KEPServerEXは、OPC UAとMQTTを利用し、制御データをAzure IoT Gateway SDK、Azure IoT Hub経由でAzureクラウドプラットフォームに送ることができます。

Microsoft社Microsoft Azure IoT担当ディレクターのサム・ジョージ(Sam George)氏は、次のように述べています。

「KEPServerEXとMicrosoft Azureクラウドプラットフォームの連携は、IoTイノベーションを推進する製造業やOPC UA Foundation、標準規格のニーズに対応するすばらしい取り組みです。Kepwareとともに同社の知見を活用し、IoTエコシステムの発展に寄与できることをたいへん嬉しく思います」

BMWは、KEPServerEXとAzureを活用する顧客企業の一つです。インダストリアルIoTやビッグデータアプリケーション、特に予知保全分野における多くの要件に対応すべく「IoTサンドボックスプラットフォーム」を構築しています。これにより、工場にある既存のPLCと接続される新たなアプリケーションを、ビッグデータ解析のために容易にAzureクラウドプラットフォームに接続することが可能になりました。

KEPServerEXは、Azureクラウドプラットフォームとの連携に加え、業務プロセスやアナリティクスとのデータ接続を実現すべく、Windows 10もサポートしています。また、KEPServerEXは、PTCのThingWorx®インダストリアルIoTプラットフォームなど、幅広いクライアントアプリケーションとのインダストリアルコネクティビティも提供しています。

*本内容は米PTCが2017年5月4日に発表した報道資料の翻訳です。

<関連情報>          

※PTCの社名、PTCロゴマーク、Kepware、Kepwareロゴマーク、KEPServerEXおよびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。