米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTCジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、2017年3月30日、同社のIndustrie 4.0戦略の推進し、製造業におけるフィジカル・デジタルの融合がもたらす価値を最大化し、生産システム変革を支援する新たな取り組みを発表しました。これにはMcKinsey & Company社とのコラボレーション、Industrie 4.0に関わるacatech(ドイツ科学技術アカデミー)との戦略的協業、更に今後リリース予定のThingWorx® IoTプラットフォームをベースとするコネクティッド・オペレーションアプリケーション等が含まれます。
PTCは世界で数百におよぶグローバル製造企業に対し、Industrie 4.0戦略を推進する支援を提供しています。今回のPTCによるIndustrie 4.0の新たな取り組みには以下が含まれます。
第四次産業革命とも呼ばれるIndustrie 4.0は、スマート・コネクティッド・ プロダクトやスマート・コネクティッド・ オペレーションの採用・導入を通じた製造の変革です。Industrie 4.0ではエッジ/ ビッグデータ解析、アドバンスネットワーク、通信、セキュリティ、ロボティクス、人工知能(AI)、付加製造、拡張現実(AR)、モバイル、高速アプリケーション開発、IoTでの主なイノベーションが利用されます。これらの技術を組み合わせることでフィジカルとデジタルの世界が融合され、生産活動に関する深化したリアルタイムの洞察が得られることで効率や柔軟性の向上、コストの低減、製品品質の向上につながります。
Industrie 4.0と呼ばれるコンセプトは対象範囲がグローバルに拡大しています。Made in China 2025の青写真でもあり、米国でのSmart Manufacturingの取り組みにも大きく影響しています。製造業と結び付けられることが多い、公益事業、スマートシティ、石油・天然ガス採掘、ヘルスケア等の製造業に近い業種でもIndustrie 4.0の理念やテクノロジーが採用されつつあります。
PTCセグメント担当エグゼクティブバイスプレジデントのキャサリーン・ミットフォード(Kathleen Mitford)は「PTCは製造業においてIndustrie 4.0の可能性を現実のものとするための支援に引き続き取り組んでいきます。今後リリース予定のコネクティッド・オペレーションアプリケーション群とacatechのIndustrie 4.0 Maturity IndexやMcKinsey & Company等のインダストリーリーダーとの戦略的協業を組み合わせることで、顧客がIndustrie 4.0の取り組みがもたらす価値を実現することを支援していきます」と述べています。
PTC IoT Transformation Advisory Practice でもワークショップやバリュー アクセレレーション サービスを提供することでIndustrie 4.0の戦略を推進する企業をサポートします。
LNS Research社の創業者で社長のマシュー・リトルフィールド(Mathew Littlefield)氏は「LNS Researchは、長年、Industrie 4.0にはIIoTプラットフォーム上で実行されるモジュール化された軽量で柔軟な製造業向け次世代アプリケーションが必要であることを唱えてきました。PTCはThingWorxのリリースから、このビジョンを世界各国の製造企業を支援する実績につなげ、リーディングプロバイダーとしての地位を確立してきました。McKinseyとの協業、acatechとのリサーチ、今後リリース予定のコネクティッド・オペレーション製品といった新たな取り組みによりPTCの地位がさらに高まり、同時にIndustrie 4.0の採用が加速されることになります」と述べています。
製品やアプリケーション(含特性、機能)のリリース時期についてはPTCにより変更される場合があります。
その他の情報
※PTCの社名、ThingWorxおよびすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。