Creo Parametric の3MFサポート
3MFは付加製造(アディティブマニュファクチャリング)用に作られたファイル形式である。
3MFは、オープンソースファイル形式で3MFコンソーシアムによって発行された。
その拡張子は「.3mf」で、Creo 5.0からインポートとエクスポートをサポートしている。
なお、PTCは3MFコンソーシアムの一員である。
3MF形式はXMLで記述されて圧縮されたファイルで、そこには材料、色、STLでは表現できないその他の情報を含んでいる。
3MFの概要
・総天然色とテクスチャを単一ファイルでサポート・部品データのサポート構造
・直接プリンティングのための完全なトレイのサポート
・Microsoft Windowsでサムネイル、ビューイング、印刷をサポート
・ビーム格子の効率的な保存
・複数材料サポート
・工業向けに設計
Microsoft OfficeとPaint 3D(*1)のネイティブ統合
*1: Microsoft Windows10に搭載されている3Dソフトウェアで、3Dモデル作成、色付け、3MFファイル形式の入出力が可能。
3MFコンソーシアムについては https://3mf.io/ を参照されたい。
以降は、3MFコンソーシアムのHPから、かいつまんで紹介する。
特徴:
・他の3Dフォーマットに比較して軽量・完全性
・必要な全てのモデル、材料、特性情報を単一のアーカイブに含む
・人が読める
・OPC、ZIP、XMLなどの一般的な構造を使用するため、開発が容易
・シンプル
・短く明確な仕様。開発を容易にし、検証を高速化
・拡張可能
・XMLの名前空間を活用すると、互換性を維持しながらパブリックとプライベートの両方の拡張が可能
・明確さ
・明確な言語と適合性のテストにより、ファイルがデジタルから物理まで常に一貫していることを確認
・フリー
・3MF仕様へのアクセスと実装は、ロイヤルティ、特許、およびライセンスが常に無料
対応ソフトウェア( https://www.3mf.io/ )(代表的なもののみ)
Creo® Parametric、CATIA® V5-6R2017、Siemens® NX、Microsoft Paint 3D、Rhinoceros® 6 for Windows、Solid Edge、SolidWorks2017、Windows®、etc.FAQ
- なぜ3MFはバイナリファイルではないのか:
3MFコンソーシアムは、バイナリ形式でパフォーマンス向上を狙うよりも、開発を容易にするために人が読むことができるメリットを重視しているため。 - 3MFはAMFと比較してどうか:
AMFは3MFの基礎に影響を与えたが、AMFは、明確に定義されていない機能や欠落している機能があり、標準化団体に早く入りすぎたと考えられている。
3MFコンソーシアムは、業界のリーダーが集まり、業界のニーズを満たすフォーマットについて合意するために設立された。 - 3MFはOBJ、VRML、FBXなどと比較してどうか。
レンダリング形式は製造用に設計されていないため、ライティングやフォグなどのレンダリング効果に関する多くの情報がありながらも実際の材料情報が欠落しており、実装に一貫性がないことがよくある。
3MFは、陰影処理やその他の不必要な複雑さを回避するために範囲を限定し、ジオメトリと色情報を変換損失なしで格納するように設計されている。 - 3MFはIGES、STEPなどと比較してどうか:
3MFは、NURBSなどの高次表現をサポートしないため、CAD領域での競争を意図していない。
ただし、3MFは完全なCAD形式よりもより容易な実装ができるよう設計されているため、より普遍的に読み取れる製造用の明確なジオメトリを作成することで、これらのシステムの有用な出力形式である。 - 3MFは3D PDF、JTなどと比較してどうか:
3MFはジオメトリに焦点を合わせており、製造プロセスと指示を表すなどの意図はない。3MFのシンプルさは、どのようにではなく、何を製造するかを定義することに焦点を当てることによって保証される。