CAD ファイル変換と PTC Creo
ファイル共有という面では、異なる CAD システム同士は必ずしもうまく連携しません。エンジニアや設計者は、2 つの異なる CAD システムで同じファイルを開いて使用できるようにするためのファイル共有方法を編み出さねばなりません。CAD ファイル変換 (IGES と STEP は、よく利用される業界標準形式) と呼ばれるプロセスにより、元の形式が、別の CAD システムで読み取り可能な中間形式に変換されます。変換せずに直接データを交換するという手法や、サードパーティの変換ソフトウェアでも、CAD 変換を行うことができます。
しかし、こうしたモデルを修正できる CAD システムはほとんどありません。変換によって設計意図や設計履歴が失われるためで、このプロセスはほとんどの CAD システムに存在します。
「PTC Creo により、全員があらゆるソースから既存の設計を取り込み、修正を加えることができます」
— オラフ・シガー (Olaf Seger) 氏、設計者、KTM Motorcyles
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しかし、PTC Creo は違います。ユーザーがモデルの作成手法や作成元の CAD システムを把握している必要はありません。PTC Creo には、3D 設計データを操作する必要があるユーザーに理想的な、高性能で信頼性が高く、使いやすい数々のモデリング ツールが用意されており、CAD ファイル変換の 3 つの手法すべてをサポートしています。さらに、PTC Creo では、3D CAD モデルに大規模な変更と修正を加えることができます。
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「2012 年 Leadership in Engineering 賞」
PTC Creo が CAD ファイルの変換に最適な理由は?
数時間かかっていた作業でも、数分で結果を出すことができます。PTC Creo では、設計エンジニアがダイレクト モデリング手法によりあらゆる主要な CAD アプリケーションの 3D CAD データを編集することができ、しかも元の設計意図が犠牲になることはありません。CAD ファイルの変換はすべてバックグラウンドで実行されるため、エンジニアはファイルの変換や修復ではなく、優れた製品の設計に集中することができます。設計の概念化の初期段階、CAE 解析のための製品ジオメトリの簡略化、後期段階での設計変更への対応などの作業の際に、ほかの CAD システムなら数時間かかるような処理も、PTC Creo なら数分で実行できます。