パトライトとIoT の親和性

執筆者: 豊福 泰斗
  • 4/14/2020
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現在、パトライト社の積層信号灯は多くの業界で採用され、街中やオフィスで見かけることも多い。赤黄緑などの各色のライトは危険、注意、問題なしなどの状況を分かりやすくかつ、気づきやすく伝えることができる。
本稿では分かりやすくこの積層信号灯をパトライトと表記させてもらう。なお、このパトライト®は、株式会社パトライトの登録商標である。
https://www.patlite.co.jp/

冒頭で街中やオフィスでパトライトを見かけることを書いたが、製造現場ではさらに多くのパトライトが導入されている。これらは製造設備や機器に接続され、その状態の可視化を実現している。
機器が稼働しているか停止しているかだけでなく、材料の残量がどの程度か、温度や回転数がしきい値を超えていないか、メンテナンス時期まであとどれぐらいかの可視化など使用例は多彩だ。

現在ではネットワーク対応したパトライトも発売されており、これを使用してより高いレベルの工場運営が行える。
ネットワーク対応製品の一つNH-FV シリーズ
https://www.patlite.jp/nh_fv/nh_fv01.html

この製品は通常の接点入力に加えて、ネットワークからの入力が可能である。その一つとしてLAN ケーブルを接続してHTTP コマンドで指定の色のライトを点灯/点滅させることができる。つまり、IT 領域で定義された条件で光らせることができるのである。

製造設備に接続されているパトライトの場合、その設備の状態をその設備が見える範囲から監視をする必要がある。しかし、製造設備の情報をIoT プラットフォーム上で管理していれば、設備の状態の複合的な条件で監視を行うことができる。例えば「ラインや工場全体の設備の稼働率が80%を下回った場合」や、「特急対応の製品の生産状況」などの条件だ。しかもLANケーブルによる接続なのでパトライトはコントロールルームやオフィスに設置し、限られた人数で監視を行える。
パトライトにより異常に気が付いたら、まずはIoT アプリケーションで状況を正確に把握し、必要に応じて製造設備の操作やメンテナンスの指示を出すことができる。
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また、ワイヤレス・データ通信システムを備えた製品も発売している。これは既存のパトライトに追加で取り付けることができ、点灯/点滅の情報をワイヤレスで収集することができる。既存の製造設備との接続には変更が不要なので導入がしやすい。この点灯/点滅の情報もまたIoT アプリケーション上で表示することで、より複合的な情報の可視化が可能である。
ワイヤレス・データ通信システムの詳細についてはパトライト社のWeb サイトをご覧いただきたい。
https://www.patlite.co.jp/wd_series/

IoT アプリケーションでどのようなことができるかは、また別のブログで記載する。PTC  のIoT アプリケーションプラットフォーム ThingWorx については下記のWeb サイトでご確認いただきたい。
https://www.ptc.com/ja/products/iiot

このようにパトライトとIoT を組み合わせることにより工場運営は新しいステップに進むことができる。労働者の減少やグローバルレベルの高いコスト圧力にさらされている製造業においてはこういった取り組みがその対策の一手となりうる。
ぜひパトライトとPTC のIoT アプリケーションプラットフォーム ThingWorxをご検討いただければ幸いである。
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執筆者について

豊福 泰斗

製品技術事業部 プラットフォーム技術本部
プリンシパル・テクニカル・スペシャリスト

アプリケーションビジネス20年、プリセールス業11年、IoT歴4年。
PTCには2018年4月に入社し、IoT / AR製品のプリセールスを担当。
主にプロモーション、パートナー様のビジネスのサポートを担当。

パトライトとIoT の親和性
パトライト社の積層信号灯はこれまでも製造設備や機器に接続され、それらの稼働状態を可視化する上で重要な役割を果たしてきた。本稿ではネットワーク対応したパトライトを使用することでより高いレベルの工場運営を実現する方法をご紹介する。