IoT 市場は新型コロナウイルスを機にさらにデジタルトランスフォーメーションが加速し、PTC 製品に限らず業界として産業用 IoT プラットフォームの活用が伸び続けています。
新型コロナウイルスの影響により工場現場に強制的に足を運べなくなってしまった今、現地の状況を素早く、正確に把握することの重要度が特に増しています。
IoT 化することで実現するメリットについては、PTC の既出のブログでお伝えしてまいりました。さまざまな記事がございますので、是非本記事以外の PTC ブログもご覧ください。
さて、今回この記事でご紹介したいのは PTC の IoT ソリューションである ThingWorx の製品トレーニングについてです。なぜ IoT ソリューションを導入するにあたって、トレーニングは必要なのでしょうか。
IoT アプリケーションの開発は自社で行っていただくことは勿論、PTC や PTC のパートナーへご発注いただくことも可能です。PTC で推奨させていただいているのは、PTC または PTC 認定パートナーのエンジニアがお客様に開発の支援をさせていただきながら初期のアプリケーションを作成し、その後の改修はお客様自身に実施していただくプランです。
もちろん、ベンダーに丸々委託するということもあるでしょう。
いずれにしろ、要件定義や仕様の作成などをきちんとした用語で話し合い、キャッチボールするための知識が必要なのです。
IoT アプリケーションは作成後、運用中に改修を行う必要が出てくることが多々があります。その際に、自社内で手を加えることで、外注のコストを削減し、改修期間を短縮することにつなげることができ、業務をスムースに回せます。
IoT を使い続け、使いこなしていただくために PTC ではさまざまなご支援を行いますが、その一つとして製品トレーニングの受講を勧めております。
是非、導入時の早い段階でプロジェクト関係者の皆様に必要な知識を身に着けていただくために製品トレーニング受講をご検討ください。
PTC が提供している IoT (ThingWorx) の製品トレーニングはシンプルに 1 種類です。その内容をご紹介しましょう。
◆ ThingWorx: Fundamentals(パブリック/プライベート・トレーニング開催)
<IoT トレーニングスケジュール> 2021 年 3 月分まで
コース名 |
日数 |
定価(税抜) |
開催日程 |
ThingWorx: FUNDAMENTALS |
4 |
228,000 円 |
3/2 ~ 3/5 |
PTC ソリューション全体のトレーニングスケジュールは
こちら からご確認ください。
ご受講者様の前提スキルとしては、非 IT 職の方でも受講していただける内容となっています。講師もその前提で進めますし、実際に非 IT 職の方も多く受講しています。演習で一部プログラミングを行う部分は全て解答を用意してあるので、それをコピー&ペーストして進めていただくことができます。
後々、本格的に ThingWorx でアプリケーション開発を行う場合は、プログラミング等の IT スキルがあったほうがよいのですが、本トレーニングは基礎知識を身に着けていただくことを目的としているので、プログラミングについてのスキルは問いません。
主な学習内容は以下となっております。
【概要】
ThingWorx の開発プロセスを元にし、ThingWorx Composer を使用して IoT Web ベースのアプリケーションの設計方法を学びます。
【内容】
- ThingWorx 開発プロセスの理解
- Things、Thing Templates、Thing Shapes を使用して Thing Model を理解、作成方法、使用方法の習得
- データ、シグナル、プロファイル、モデルなどの ThingWorx Analytics の機能を使用
実はアプリケーション開発と機械開発の内容は 2020 年 9 月まで別々にご提供していましたが、10 月からカリキュラムを刷新し、ThingWorx をより効果的に使いこなしていただくためにシンプルに 1 つのコースとしてご提供することになりました。
※ 講義は日本人により日本語にて行いますが、テキストは英語になります。
※ こちらは定期開催と 1 社向けプライベート・トレーニングの両方を開催しております。お客様のご都合に合わせた日程での開催をご希望の場合はこちらをお勧めいたします。
<開発画面>
<実際のユーザーが見る画面>
その他、トレーニング受講後もよくいただくご質問やサポート体制については下記ブログ記事をご確認ください。
ThingWorx のよくある質問(IoT アプリケーション開発編)
【
ベンダー丸投げですか?IoT プロジェクト成功のカギは Excellence チームにあり】も併せてご覧ください。
<ご受講方法>
新型コロナウイルス感染症のリスクを鑑み、今回ご紹介したコースはすべてオンライン講習で行っております。
講師とのコミュニケーションは Webex を、演習は AppStream(クラウド)またはリモートデスクトップに構築された演習専用の環境を利用します。お客様に導入されている ThingWorx への操作ではないので、安心して演習いただけます。
トレーニング推奨環境
<お問い合わせからご受講までの流れ>
下記フォームよりお問い合わせください。営業担当より折り返しご連絡させていただき、お手続きについてご案内させていただきます。
もちろんトレーニング内容の詳細についてのお問い合わせも
同フォームより受け付けております。
【ご準備が必要な書類】
- 申込書
- 注文書(販売店様経由または 60 万円以上のご注文の場合)
【申込締切日】
各コースの開催 11 営業日までに申込書他必要な書類をご提出いただく必要があります。
お日にちに余裕をもってお問い合わせください。
<お問い合わせ先>
PTC University お問い合わせ窓口
フリーダイヤル: 0120-355-543
https://www.ptc.com/ja/ptc-university/contact-us
PTC University 紹介動画は
こちら
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執筆者について
原田 裕子
デジタルイノベーション事業部
エデュケーションインサイドセールス
2020年PTCジャパンに入社し、PTCソリューションのトレーニングサービスの営業担当。
トレーニングサービスを通して、ユーザーの製品スキル定着化によるカスタマーサクセスを目指す。