行ってきました!設計製造ソリューション展 2022 東京
執筆者: 尾崎 晴久
8/3/2022 読み込み時間 : 5min

1. はじめに

2019 年までは、PTC ジャパンとして毎年出展していた設計製造ソリューション展、2020 年はオリンピックイヤーで時期と場所が変更になるという理由から(?)お休みすることになりました。ところが COVID-19 騒ぎがあり、日本だけでなく全世界的なパンデミックが原因で、ありとあらゆるイベントが中止になりました。私たち PTC ジャパンは、当初から 2020 年はお休みを決めていたので影響はなかったのです。

2021 年はまだまだ「三密回避」で出展する企業だけでなく、参加する皆さんも避ける気持ちがあるであろうことから、PTC ジャパンは出展しませんでした。ただし、これは筆者の推測です。もしかすると出展する気が無かったのか、あるいは他の理由で出展できなかったのか?本当の理由は、筆者のような末端の平社員には知る由もありません。お祭り騒ぎは大好きなので、心待ちにしつつ、今年は少し無理かなという諦めに近い気持ちで過ごしておりました。

2022 年、今年も PTC ジャパンがお祭り(設計製造ソリューション展)に参加しないと聞いたときは、残念で仕方なかったのですが、そこに一筋の光明が!販売パートナのサイバネット様が出展するので、説明要員のサポート依頼が舞い込みました。心はウキウキで、と言いたいところが、都合で最終日の金曜日だけ参加させていただきました。サイバネット様ありがとうございます。

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2. イベントとブース対応

設計製造ソリューション展の最終日である金曜日は、開催 3 日間で最も人が多い日です。普段の仕事を昼までに終わらせ、午後は展示会場をウロウロして、最新の情報に触れて帰る。このようなパターンの来場者が多いようです。

今回のイベントは「ものづくりワールド」と呼ばれ、設計製造ソリューション展だけではなく、3D & バーチャルリアリティ展や次世代 3D プリンタ展、ものづくり AI/IOT 展など 9 つのイベントが同時開催され、かつ参加者は全てのイベントに参加してよいというお得な機会でした。主催者発表では、のべ参加者数は 5 万人に届こうかという人数です。ちなみに、筆者の住まう滋賀県長浜市は人口が 11 万人程度ですので、おおよそ市民の半分が来場したことになりますね(出展:滋賀県長浜市ホームページより)。

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担当した展示物は、上の写真の Creo Simulation Live です。Creo 上で動作する ANSYS 社のシミュレーションソルバーを実装した、どんな複雑な形状モデルでも五秒から十数秒で結果を得られるリアルタイムシミュレーション。お蔭様で多くの方々にブースに来場いただくことができました。一方で、筆者自身が楽しみにしていたお祭り気分を味わえるほど「ものづくりワールド」を堪能できませんでしたが、その忙しさは出展する側として嬉しい話なので我慢します。


3. とは言え、設計製造ソリューション展の様子

とは言え「行ってきました!設計製造ソリューション展 2022 東京」というお題目なので感想です。

いつも通りの人人人。説明要員も気合が入ると声も大きくなり、マスクも外せないので余計に声が大きくなります。すこし、これっていわゆる「三密」だよな。。。と思い出した時には、来場された方にもその旨を伝えての説明になりました。幸い、展示物は 3D CAD データでシミュレーションなので、百聞は一見に如かず。見せることを中心の対応を心掛けました。それが原因のひとつなのか、きちんと紹介するための時間を別途確保していただけそうなお客様が多かった印象です。

個人的な感想として、PTC ジャパンとして出展する場合と、今回のような機会を頂いた場合では、相当印象が違うと感じました。PTC ジャパンで出展する時は、お祭りの熱に浮かされる感覚があって、最近風の言葉遣いをすると「気分アガって」時間の過ぎるのを忘れる感覚があります。今回の場合は、ブースに訪問する人々が高度な技術者ということもあり、冷静沈着な雰囲気ではないかと予想していたのですが、その予想は外れて祭りの熱に飲み込まれていた印象です。

もちろん、既存のお客様の訪問もありました。その方曰く
「どうして、PTC は PTC のブースを出さないのですか?寂しいです。」
とのコメントを頂きました。
このブログを読んでいる PTC の人!来年は、設計製造ソリューション展で PTC も出展しませんか?


4. さいごに

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今回の設計製造ソリューション展で最も印象的だったのは、実はこれです。展示会の会場の中にお弁当販売があり、その近くに飲食優先席があったのです。例年、行列に並んで昼ごはんにありついても、更に行列が続いている人々からの熱いプレッシャーに負けて、直ぐに席を立ってしまうのですが、今回は少し余裕がありました。そして、立ちっぱなしに慣れない足の状態を少し回復させることにも大いに役立つスペースになっていました。


お問い合わせ

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https://www.ptc.com/ja/contact-us


ご参考

  • 【YouTube】Creo ブラザーズ Presents 「クリオの部屋」は こちら
  • DX を加速させる 3D CADソリューション: 日本語特設ページは こちら
Tags: CAD Creo 航空宇宙・防衛 自動車 電子・& ハイテク 産業機器 ヘルスケア 石油・ガス デジタルトランスフォーメーション (DX) シミュレーション トレーニング
執筆者について 尾崎 晴久

製品技術事業部 CAD 技術本部
プリンシパル・ソリューション・コンサルタント

1997 年 PTC ジャパンに入社。CAD/CAM/CAE 製品の販促活動および導入支援に従事する。その後、販売代理店様の案件対応や代理店様エンジニアの Creo のスキルアップを支援。現在、直接販売や間接販売に関わらず販促活動に従事する。特に、CAE 領域においては大学卒論から前職でも主な業務として従事し、現職でも一貫してシミュレーション製品のスペシャリストである。