Creo 7.0 へアップグレードすべき 3 つの理由

執筆者: 古賀 奨
  • 11/20/2020
  • 読み込み時間 : 5min
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はじめに

Creo 7.0 もリリースして半年以上が経ち既に Creo 7.0.2.0(3 つ目の製造コード版)がリリース済みです。
今日時点、Creo のお客様で一番使っていただいているバージョンは Creo 4.0 です。最近の Creo にはロングタームバージョン(サポート期間が長い)とショートタームバージョン(サポート期間が短い)があるのを皆様ご存知でしょうか?

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Creo 4.0 を利用していただいているお客様が多いのは Creo 4.0 がロングタームバージョンであることが 1 つの理由だと考えられます。やはり多くのお客様が 「サポート期間は長い方が安心して使用できる」 と考えられていることが表れているのだと思います。

それでは現在 Creo 4.0 を活用しているお客様が Creo 7.0 へアップグレードして得られるメリットとは何でしょうか?本ブログでは Creo 7.0 へアップグレードすべき理由を 3 つ紹介させていただきます。


理由1:ロングタームバージョンと生産性の向上

まず 1 つ目の理由ですが Creo 7.0 はロングタームバージョンであるため Creo 4.0 同様、サポート期間が長いため安心してお使いいただけます。
また、基本機能も大幅に改善されており、旧バージョンの Creo と比較した場合、同じ作業を行っても Creo 7.0 の方が早く目的を達成できる高い生産性を手にすることができます。
そのような改善された基本機能の中で今回紹介したいのは 「マルチボディ」 です。

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「マルチボディ」 とは部品環境で 「ボディ」 という単位で独立した形状を持つことです。そのボディ同士を足したり引いたりして今まではアセンブリの中でしかできなかったような作業を部品内で行うことができるため、今までよりも高い生産性を手にすることができます。また、部品内であっても 「ボディ」 ごとに別の材料の指定ができるので例えば購入品のように複数部品で構成されているけど 1 つの部品として扱いたい場面にも活用する事が可能です。
この 「マルチボディ」 機能は永らくユーザー様からいただく Creo に導入して欲しい機能の上位にいましたが、今までの Creo の設計思想とのギャップや開発の難しさからなかなか実現に至りませんでした。しかし、今回 PTCでは、ユーザー様のご要望を受け止め、数年の開発期間を経て遂に Creo 7.0 でこの機能を実装しました。ユーザー様からのフィードバックも受けつつ開発され、高い完成度で実装された 「マルチボディ」 を Creo 7.0 にバージョンアップするだけで使用できます。


理由2:世界トップレベルのジェネレーティブデザインの実現


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次に 2 つ目の理由ですが Creo 7.0 では AI を活用した世界トップレベルの 「ジェネレーティブデザイン」 を利用することができます。
「ジェネレーティブデザイン」 とは負荷、制約、優先使用材料、製造プロセスなどの設計要件から最適な設計を自動生成する方法です。
昨今、人間ではなくコンピューターによって生成された部品を使用した製品がどんどん世の中に登場しています。特に航空宇宙の業界では積極的にこれらの技術が活用され、今までより軽くて高強度な部品を設計したり、複数の部品で構成されていたアセンブリを 1 つの部品にまとめてメンテナンス性を向上させたりと既に結果を出している状況です。
今後 「ジェネレーティブデザイン」 は様々な製造業界で活用が広まり革新的でより高性能であり、製造コストを抑えられる製品を生み出し顧客の需要と製造効率の両方を高めていくでしょう。

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また、Creo 7.0 の 「ジェネレーティブデザイン」 はクラウドでの計算機能を持ち、これらを活用する事で 1 つの解を求めるのではなく材料や製造方法、重量や強度などの様々な条件をもとに生成された複数の可能性を同時に入手し、その可能性をさらに AI の力を借りながら絞り込み、最良の解を求めることができます。

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理由3:シミュレーション駆動の設計の実現

そして最後に、Creo 7.0 はシミュレーション駆動の設計環境を利用することができます。
良い製品を世に出すために解析は外せない機能の 1 つです。その製品が仕様通りの性能を持っているのか?予期しない故障が発生しないのか?実際の製造の前にそれらを確認するためにはいかに正しいタイミングで必要な回数の解析を行えるのかが重要になってきます。
しかしながら従来からある解析ツールは活用するためには専門知識を要したり、解析を行うために設計データを修正したり、結果を得るためには時間がかかったりと設計者が設計の途中で納得のいくまで解析を行うという需要にはまだまだ不足していることがありました。

しかし、Creo Simulation Live は設計と解析を完全に融合します。設計者は設計のいかなるタイミングでも解析結果を必要とするときに即座に何度でも設計者自身が解析結果を確認できます。
解析結果をもとに設計の方向性を常に正しい方向へ導いていくことが可能になりシミュレーション駆動による設計環境を実現します。

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最新機能を学べるトレーニングのご紹介

PTC では前述の Creo 7.0 の新しい機能であるマルチボディ、ジェネレーティブデザイン、Creo Simulation Live といった内容を含めたCreo Update オンライントレーニングを用意しております。オンライントレーニングでは、受講者側で新規のライセンス、Creo のインストール、演習データの配置など煩わしい作業は一切必要ありません。PTC 側で受講者に必要な演習環境をすべて準備します。受講者はご自身の PC からブラウザなどを使用して Creo の演習が可能です。コースの主なトピックは、以下のように Creo のどのバージョンで更新されたかが分かるような構成になっています。

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Creo Update トレーニングでは新しく追加された機能のみではなく、従来からの機能でより使い勝手が向上された部分、ユーザインタフェース、部品、アセンブリ、図面、板金などについても最新機能を体験できます。


現在のアップデート関連トレーニング日程

コース名 日数 開催日程
Creo: UPDATE 2 1/28 ~ 29、3/22 ~ 23
Creo: Update Modules 1 3/4 ~ 3/5


お問い合わせ

この記事を読まれて、詳しい説明のご希望やご質問がございましたら下記へお問い合わせください。
ptcujapan-customer@ptc.com

※その他、弊社製品トレーニングメニューは多数ございます。トレーニングの最新スケジュールをご確認ください。
※各コースの開催 11 営業日までに申込書他必要な書類をご提出いただく必要がある為、お日にちに余裕をもってお問い合わせください。


さいごに

Creo 7.0 は PTC が提供する最高の設計ツールの最新バージョンです。今回紹介させて頂いたアップグレードするべき 3 つの理由をみていただき、アップグレードするメリットを見出して頂けますと幸いです。
また今回紹介しきれなかった内容以外にもたくさんの魅力や機能を持ったバージョンです。詳細情報の必要がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
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執筆者について

古賀 奨

CAD ビジネスディベロップメントマネージャー

Creo Parametric(Pro/ENGINEE R含む)歴 18 年
PTC の設計ソリューションので実現できることやメリットををお客様に伝え、3 次元データを活用したデジタルツインや AR といった更なる設計環境を使っていただき喜んでいただく事が使命。