要件および検証ソリューションの選び方

Written By: Michelle Boucher
  • PLM
  • 9/14/2016

要件管理と検証は非常に難しく、適切に実行できない場合、下流に多大な影響が及びます。実際、私は最近の投稿「プロジェクトが失敗に終わる 6 つの理由: 要件管理がいかに役立つか (あなたのプロジェクトが失敗する 6 つの理由: 要件管理のメリット)」で、6 つの課題と、それらがプロジェクトに及ぼす悪影響について取り上げました。これらの課題とは、以下のとおりです。


  1. 要件が適切に定義されていない
  2. 要件に対する変更管理が適切ではない
  3. 要件の "唯一の正しい情報源" が存在しない
  4. 要件とテストの間につながりがない
  5. 開発サイクル全体を通して要件を追跡することができない
  6. 機能的安全性コース標準に対するトレーサビリティが欠如している

これらの課題に対処すると何を期待できるか? どの程度役に立つのか?

投稿「製品の成否は要件と検証から始まる (製品の成否は要件と検証から始まる)」で、私はこれを検証し、要件が適切に管理および検証された場合に企業が享受できる 4 つのビジネス上のメリットについて取り上げました。これらのメリットとは、次のとおりです。

  • 市場投入期間の短縮
  • 製品の品質向上
  • コストの削減
  • 競争力の高い製品の開発 

では、このいずれかの課題の影響を受け、これらのビジネス上のメリットを経験したいと考えている読者の皆さんは、どうすればよいのでしょうか。要件管理および検証ソリューションに投資することで、多数の悩みの種が解消し、プロジェクトを成功に向けた軌道に乗せることができます。難しい点は、ソリューションに何を求めるべきかということです。これらの課題に対処し、これらのビジネス上のメリットを享受できる適切なソリューションを確実に選択するには、どうすればよいのでしょうか。

皆さんに固有のニーズを満たすソリューションの適切な購入基準を特定できるように、Tech-Clarity が『要件および検証エンジニアリングバイヤーズ ガイド (要件および検証エンジニアリング バイヤーズ ガイド: 要件検証のエキスパート ガイド)』を著しています。このバイヤーズ ガイドでは単なるソフトウェア機能以上のものを扱い、皆さんの導入の成功と長期的な ROI に影響を与える要件のフレームワークを示しています (図 1 を参照)。ガイドの全セクションに、さまざまなソフトウェア ソリューションを評価、比較する際に利用できるチェックリストが掲載されています。


このバイヤーズ ガイドは、以下の 4 つの主なセクションから構成されています。

  • 要件管理および検証ソリューションのソフトウェア要件
  • 導入の成功を確実にするために必要なサービス要件
  • ソリューション プロバイダに求めるべきもののベンダー要件
  • 御社に固有の特殊な考慮事項 (企業で準拠すべき規制など) 

    ソフトウェア要件のセクションは、検討すべきソフトウェア機能の 8 つの領域に分割されています。これらのセクションは、定義から最終検証までを管理できるように、要件のライフサイクル全体を網羅しています。ライフサイクルの検討事項には、変更の管理、トレーサビリティのサポート、コンプライアンスの確保、再利用の促進、製品バリエーションの管理が含まれます。ベスト プラクティスの定義および実行のプロセスを簡素化することも、基準の一部に含まれます。

    この総合的なフレームワークに注目することがなぜ重要なのでしょうか。ソリューションの選択プロセスで、圧倒されてしまうかもしれません。ソリューションの検討を始めてみると、本当に大切なソフトウェア機能はどれなのか、迷いが出ることもあります。あるソリューションを選択したとしても、誰も使わないソリューションであれば、投資しようという人はいるでしょうか。スプレッドシートや 文書は非常にシンプルで、要件取り込みというジョブをそれなりにこなしてくれますが、要件を実際に管理して検証するという必須の機能が欠けています。しかし、ユーザーが新しいソリューションではニーズを満たせないと感じ、スプレッドシートや  文書の簡便性の方を好んでいる場合、新しいソリューションを採用するように説得することは非常に困難となり得ます。機能が不適切であったり導入のサポートが不十分なソリューションに投資しても、無駄であると思われるでしょう。このリスクを最小限に抑えるために、導入をサポートするパートナーには何を求めるべきでしょうか。ソフトウェアの導入を容易にするために、何を求めるべきでしょうか。ソフトウェア ベンダーには、どのようなことを期待すべきでしょうか。このバイヤーズ ガイドは、こうした質問への答えを見つけるお手伝いをします。

    適切なソリューションとプロバイダを選択した後でも、既存の要件管理および検証ソリューションの一部が役立つ場合もあるかもしれません。恐らく、既存のソリューション全体を廃止し、完全に置き換えてしまうことは危険すぎます。この場合、選択基準の一部に、すでに導入しているソリューションについての考慮事項も含める必要があります。このバイヤーズ ガイドでは、この点も考慮しています。

    このバイヤーズ ガイドでは、御社の要件および検討ソリューションの重要な側面の概要を定義するプロセスを、順を追って説明しています。また、購入プロセスで利用できるシンプルなチェックリストも用意されているため、プロセスがさらに容易になります。こちらからダウンロードしてください。









    Tags:
    • PLM

    About the Author

    Michelle Boucher

    Michelle Boucher is the Vice President of Research for Engineering Software for research firm Tech-Clarity. Michelle has spent over 20 years in various roles in engineering, marketing, management, and as an analyst. She has broad experience with topics such as product design, simulation, systems engineering, mechatronics, embedded systems, PCB design, improving product performance, process improvement, and mass customization. Ms. Boucher is an experienced researcher and author and has benchmarked over 7000 product development professionals and published over 90 reports on product development best practices. She focuses on helping companies manage the complexity of today’s products, markets, design environments, and value chains to achieve higher profitability.